【Q1】
実施できる検査が2つありますが、違いが分かりません。
どちらがいいのでしょうか。
【A1】
2つの検査は目的が似ていますが、それぞれで細かな特徴が異なります。
WISC-Ⅳは、現在の日本の教育現場で広く用いられている知能検査です。お子さまの特徴をお知りに
なりたい場合や、スクールカウンセラーや特別支援コーディネーターなどと連携し、学校内の指導で
の活用をご希望であればWISC-Ⅳを実施されるとよいでしょう。KABC-Ⅱは、認知機能と基礎的な
学力の習得度を比べる事で知的能力をより細かく測定することができます。すでにWISC-Ⅳ等でお子
さまの全般的な特徴を把握していて、さらに細かな特徴を知りたい場合や、学習指導に活かしていき
たい場合などはKABC-Ⅱを実施されるとよいでしょう。いずれにしてもお子さまの様子について知
りたい内容によって分かれてきます。まずは、初回面接でご希望をお伝えください。
【Q2】
小さい頃から子どもの様子が気になり、最近発達障害なのではと感じています。
「検査を受ければわかる」と言われたのですが、受けさせた方がいいでしょうか。
【A2】
当機関で行う心理検査は、あくまでも保護者様がお子さまの特性を理解して今後の支援に役立てるた
めに行われるものですので、発達障害を特定・診断するものではありません。
発達障害等の診断名ではなく、どんなことに困っているか、どうしたら今よりもうまくできるかを検
討することが重要だと考えています。もし発達障害等の診断が必要であれば医療機関の受診をお勧め
いたします。お子さまの特性をより深く理解し、より適切な関わり方を検討したい場合には、ぜひ当
機関での検査をご利用ください。
【Q3】
遠方のため、何度も伺うことができないので結果報告面談はやらず、報告書だけ郵送してほしいので
すができますでしょうか。
【A3】
当機関は検査結果を直接お伝えできる結果報告面談を大切にしています。そこには、報告書では表現
しきれない情報をお伝えし、そこから感じられる疑問や今後の対応への質問に丁寧にお答えしていく
ことが責務であるという考えがあります。そのため、お手数ではあるかもしれませんが、できればご
来室いただき結果報告面談のご利用をお願いしております。ただし、それでもご来室が難しい場合に
は、検査のお申し込みの段階で一度ご相談ください。また、万が一報告書の送付で対応させていただ
く場合でも心理検査料金は変わりませんのでご了承ください。